胸郭出口症候群・整体日誌

2020.02.15

写真

胸郭出口症候群

 

胸郭出口症候群とは、頸部の神経孔から腕へと向かう神経の束(腕神経叢)や血管が各部分ので障害を受けることによって発症します。

その症状としては、初期では肩こりと認識される事が多いですが、背中や肩・腕や手指に痛みや痺れ、動かしにくさなどの神経症状を引き起こす事があります。

 

胸郭出口は、神経や血管が走行する途中で狭くなる代表的な場所が3箇所あります。

・斜角筋と呼ばれる首の筋肉(前斜角筋と中斜角筋の間)

・鎖骨と肋骨との間

・小胸筋と呼ばれる胸の筋肉と肩甲骨とのスペース

 

これらそれぞれの狭窄部位で発症した胸郭出口症候群を

  1. 斜角筋症候群
  2. 肋鎖症候群
  3. 小胸筋症候群(過外転症候群)

と分けて呼ばれる場合があります。

ケース1.患者さん 40代男性

 

症状

・肩甲骨のうち右側のコリ、痛み(下部の写真の赤いエリア)

・右手親指・人差し指・中指の痺れ感(麻酔がかかったような感覚)冷感

 

補足

職場でのストレスが多くイライラする事が多い。

右肩甲骨の内側の痛みや、手の痺れは自転車や車の運転時に憎悪がみられる。

右側を下で寝ると痺れや痛みの症状が増し、仰向けや左下で寝ると症状は消失する

 

(注)怒りという感情は、上半身の筋肉のコリを助長します。

(注)斜角筋は、呼吸とも深く関わる筋肉であり、長期的なストレスを受けている人の多くは斜角筋が凝り固まっています。

 

施術方法

今回の患者さんの場合、問診や検査の結果からポイントとなる筋肉は、斜角筋があげられました。施術方針として、主に上半身の筋肉のリラックスを図りながら、今回の症状のメインとなる斜角筋に対しては、斜角筋のトリガーポイントに対する指圧を行いました。また、指先の痺れに対しては刺絡(しらく)と呼ばれる針治療を行いました。

(斜角筋のトリガーポイントに対して、的確に押圧できれば背中に響く感覚や指先に響く感覚が再現されます。刺絡後は、指先の血行が良くなる感じを実感されました)

 

斜角筋

 

最後に

今回の胸郭出口症候群(斜角筋症候群)は、筋肉の緊張による疲労の蓄積で硬化してしまった事が原因です。まとめると以下のようになります。

  1. ストレスや使い過ぎによって筋肉が硬くなる
  2. 硬くなった筋肉によって通過障害を起こす
  3. 血流が滞り神経への栄養が不足する
  4. その結果、痺れや痛みを引き起こす

 

 

そのため、治療をしていく中で大切なことは以下の三つです。

  1. まずはストレスの軽減を図る事
  2. 姿勢にも深く影響を受けるため、姿勢の改善を図る事
  3. 筋肉の柔軟性、関節可動域の拡大を図る事

 

人間の身体は機械と違う為、一回の施術で全てをクリアにはできませんが繰り返しの施術によって胸郭出口症候群は改善していきます。

また、今回紹介した施術方法は一例であり、患者さんそれぞれの原因や要因、症状に応じて最適と思われる施術方法を行なっております。

福岡市で胸郭出口症候群でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度リタ箱崎へご相談ください。

 

リタ箱崎鍼灸マッサージ整骨院・整体院 院長吉村