筋肉の痛み・トリガーポイントについて

2018.01.22

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当院の治療では「痛い場所」を直接触れずに、少し離れた他の場所に触れる(アプローチする)ことによって、痛みが和らいだり、消失したり、また動かしやすくなったりすることがよくあります。

 

この事は、実際に痛みが起きている場所=症状を起こす「原因」ではなく、

実は離れた場所に本当の痛みの原因があるということを証明しています。

 

痛みの原因となっているところは、

  • 神経性の痛み
  • 骨性の痛み
  • 関節性の痛み
  • 内臓由来の痛み
  • 筋肉(筋膜)由来の痛み

などがあります。

 

ここでは、筋肉(筋膜)由来の痛みについてお話しします!

 

筋肉(筋膜)由来の痛みで、よく出て来るもので「トリガーポイント」というものがあります。

 

 

トリガーポイントとは?

 

トリガーポイントを直訳すると「トリガー=引き金」「ポイント=点」ですので、

症状が発生する引き金となった場所(点)という意味で、筋肉の痛みを引き起こす場所でもあります。

 

このトリガーポイントと呼ばれる場所は、体のいたるところにできるのですが、東洋医学の中で出てくる【ツボ】と呼ばれる場所と約7割が一致すると、カナダの Melzack医師が報告しています。

ツボ押しなどが有効なのは、このトリガーポイントが刺激され緊張が解放され、血液循環などに良い影響があるからなのかもしれません。

 

 

残念ながら西洋医学では、この「トリガーポイント」を含め筋肉の痛みが、フォーカスされる事は多くありません。西洋医学において、筋肉は運動器官としての役割は重要視されていますが、痛みを感じる感覚器官としての役割はほとんど強調されてはおりません。

これは、筋肉の痛みやトリガーポイントが、レントゲンやMRI、血液検査では異常を見つけることが出来ないからです。

そのため、筋肉の痛みを理解していない治療者からしたら、筋肉の痛みはまさに「原因不明」の痛みであり、理解できないがために「精神的な問題」「年齢のせい」などで片付けられてしまいがちになっています。

 

 

 

では、このトリガーポイントが生じる原因とはなんでしょう。

 

1つに「痛みの悪循環」が挙げられます。

 

痛みがあると、まずその箇所の血管が収縮し、筋肉が緊張します(筋性防御反応)

すると血液の循環が悪くなり、血液を通して送られる酸素や栄養素が不足します!

 

その結果、痛みを起こす物質がますます蓄積しさらに痛みを引き起こします。

その痛みは、さらに血管の収縮と筋肉の緊張を引き起こし、悪い循環を繰り返します。

これは「痛みの悪循環」と呼ばれています。

 

この悪循環に陥ると、症状はどんどん慢性化していきます。

こうなると、元あった痛みの原因がなくなったとしても、この痛みの悪循環が残っている限り、いつまで経っても痛みが取れなくなるのです。

 

 

簡単にまとめると、こんな感じです。

1.知覚神経が痛みを感じる

2.交感神経が優位になる(血管が収縮)・運動神経が興奮(筋肉が緊張)

3.血管の流れが悪くなる

4.組織内の酸素・栄養素が不足

5.痛みを起こす物質が蓄積【1. に戻る】

 

ですので、治療のポイントは、

トリガーポイントを見つけ、問題となった筋肉の緊張を解放することで痛みの悪循環を断ち切る事です。

さらには「どうしてトリガーポイントが出来てしまうのか」を知り「トリガーポイントが発生させない為にはどうすれば良いか」を見つけていく事が大切になります。

 

当院では、この「トリガーポイント」に対して、痛みを取り去る治療法として「指圧」「鍼(はり)」を用いてのアプローチを行いながら、その方の症状に適したセルフケアなどもお伝えしています!

受け身の施術だけでなく、患者さん自身でも日常から変えていく事が、症状の早期の改善や再発防止にとても重要だと感じています!

 

もし、レントゲンに写らない痛みでお悩みの場合、それはもしかしたら筋肉から来る痛みかも知れません。

 

ぜひ一度、リタ箱崎にご相談ください!

 

 

リタ箱崎【鍼灸・マッサージ・整骨院・整体院】 院長 吉村大樹