【ブログ】パニック障害の患者さまの身体的特徴

2017.10.26

写真

パニック障害の患者さまの身体的特徴

 

現在、当院でパニック障害の患者さまを診させていただいている中で、他のパニック障害の患者さまとの身体的な共通点に気づくことがありました。

 

今回は、そのことについて書かせていただきます。《パニック障害の概論・原因や症状については、別の機会にします》

 

身体的な共通点ということですが、それは皆さんの「胸郭(肋骨)」が硬いという事です。

 

呼吸運動の際に肋骨が膨らんだり萎んだりすることによって、肺の中に空気が取り込まれるわけですが、その肋骨が硬いケースでは肺に十分な酸素が取り込めなくなってしまいます。実際に、パニック障害の症状の一種に「息苦しさ」や「窒息感」などがみられます。

 

肋骨の硬さが出る原因としては、何らかの理由で「大胸筋」などの胸周りの筋肉がパンパンに張っていて、その硬さから「上部の肋骨」の動きを阻害しているケースや、「横隔膜」の緊張が強く「下部の肋骨」の動きを阻害しているケースです。同時に、その両方が硬くなっているケースもあります。(*大胸筋の硬さは、筋トレをしている男性の方が多いです。)実際に、患者さまに深呼吸をしていただくと「深く息が吸えない」や、「深く息が吐けない」と言われる方が多いです。

呼吸に直接関わる横隔膜や、呼吸に間接的に関わる大胸筋といった呼吸運動に関連する筋肉の状態を整えてあげるだけで、呼吸が楽になるなどの良い変化が見られます。

パニック障害の治療では、鍼治療を併せて自律神経のバランスを整えることも行いますが、まず肋骨の柔軟性を高め、呼吸をしやすい環境を作ってあげることで治りもよくなっていくのも事実です。

パニック障害や発作が起こる方以外でも、普段の生活から”呼吸”を意識しておくことが、とても大切です!