【ブログ】症例紹介〜顔面神経麻痺(施術3ヶ月目)

2017.10.26

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症例紹介〜顔面神経麻痺(施術3ヶ月目)

本日は、顔面神経麻痺の患者様の経過について書かせていただきます。

 

N様 40代男性 飲食(自営)業

診断名:顔面神経麻痺

既往歴:【20年前に腰椎椎間板ヘルニア ・3年前に帯状疱疹を発症】

 

症状の発症は、平成29年5月19日 仕事を終え一人で夕食をとっていた時に、食べたものをこぼしたり食事のしにくさに違和感を覚え、その後鏡で顔を観て麻痺に気がつく。

後日、病院を受診。顔面神経麻痺の診断結果で投薬治療とリハビリを開始。

その後、約1ヶ月間(6月中旬迄)病院での治療を続けるが、大きな変化見られないため治療を終了。

何もしないまま、2ヶ月を過ぎたところで「針治療」を勧められ、症状発生より3ヶ月経過した8月16日に当院を受診。

〜来院時の症状

  • 外観上の変化(顔面右側が垂れ下がる)見た目に明らかな左右差あり
  • 目が閉じれないため、乾燥する・涙が出る
  • シャワーの際に水が目に入る
  • 喋りにくい(喋りたくない・気分が沈む)
  • 水が飲みにくい
  • ご飯が食べにくい

 

〜当院での施術方針

  • 局所治療で、血流改善・麻痺筋の拘縮防止。
  • 姿勢(アライメント)の調整。全身治療で気血の流れを整え治癒力を高める。

 

〜施術回数・施術日(11月7日現在)

【1回目:8/16 ・ 2回目:8/22 ・3回目:8/25・ 4回目:8/29・5回目:9/8・6回目:9/20・ 7回目:9/26 ・ 8回目:10/1 ・ 9回目:10/4 ・10回目:10/10・11回目:10/17・12回目:10/22・13回目:10/26・14回目:11/7】

 

〜症状の経過

  • 8月16日の初回治療〜5回目の治療まで、自覚できる主な変化は見られない。
  • 5回目の治療(9月20日)を終了した頃から、周りの人達から「良くなってきたね!」と声を掛けられるようになる。見た目の変化を指摘され始める。
  • 8回目(10月4日)さらに周りの人から、良好になっていると指摘される。
  • 11回目(10月17日)来院の際に、仕事でも喋りやすくなったのを実感。特に「パ行」が言い易くなった *仕事でお客さんに、お釣りを返す際の600円・800円など
  • 12回目(10月22日)シャワーのお湯が目に染みなくなる。浴槽に潜っても目蓋がめくれず、しっかり目をつぶれるようになる。
  • 13回目(10月26日)おしゃべりがスムーズになり、施術中の会話の量も増える。【以前は、喋るのも億劫だった。気分も滅入っていたとのこと。】

 

 

【麻痺側に対する実際の針治療】

*施術のビフォーアフターのお顔の写真は、ご本人の希望により掲載は控えます。

 

【実際に使用する針は、すべて国産・使い捨てのもで、0.16~0.18mmの細さのものを使用】

 

 

院長吉村より

 

 病気を引き起こした患者様ご自身の生活習慣に問題がある場合、その習慣を改善することが最優先課題であり、最も重要です。

こちらの患者様に生活習慣についてのお話をお伺いすると、今回の顔面神経麻痺が発症する前は仕事最優先で、体のことは二の次になっていたそうです。

仕事が遅くなると疲れ果てて、そのまま車の中で眠ったり、入浴はシャワーだけでお風呂にゆっくり浸かることもなかったとのことです。

その事が体に疲労やストレスを蓄積させてしまい、症状を作り出しているきっかけとなってしまいました。また自然治癒力を低下させて、症状の改善を遅らせている要因に繋がるとお伝えして、生活習慣の改善のご協力をお伝えしました。

今回こちらの患者様には、「鍼治療」と「整体」を行なっておりますが、顔面神経麻痺や他の疾患に対しても、「鍼治療」や「整体」が症状を治しているわけではなく、身体を良くしていく事が出来るのは、患者さんの自身なのです。

治療のベースとなるのは、患者様の生活習慣の見直しと改善です。

 

生活習慣の見直しというと面倒臭い・大変そうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の内容はすごくシンプルです。

 

例えば、

・お水をしっかりとる。(一日2ℓが目安)

・お風呂にゆっくり浸かる。

・睡眠をゆっくりとる。(24時前にはベッドに入る。)

まずは、このような事を行い身体を休ませてあげて、代謝を高める。副交感神経の働きを活性化させることで、自然治癒力が高まり症状の改善へと繋がっていきます。さらに新たな病気をも引き寄せなくなります。

 

最後に〜

顔面神経麻痺に対する針治療は、一般的に発症から早ければ早いほど予後も良いとされます。発症から3ヶ月を経過しての施術で、どれだけ改善が見込めるかというところではありましたが、患者様の「顔面神経麻痺を治したい」という強いお気持ちと、生活習慣・行動の変化が、症状改善へと導いてくれているのだと感じました。