【ブログ】大胸筋のトリガーポイント

2019.01.16

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今回は、大胸筋のトリガーポイントについて書きたいと思います。

 

その前に、トリガーポイントについてご説明します。

 

トリガーポイントは、「引き金」という意味のtrigger「点」という意味のpointからなる言葉です。

 

つまり、実際に痛みを感じている場所とは直接関係がない所や、少し離れた所に、症状の原因となる部位にトリガーポイントは存在します。

 

西洋医学では、トリガーポイントはおろか、筋肉の痛みに関してあまり取り上げられることはありません。

筋肉は、運動を行うための「運動器官」としての役割は重視されていますが、痛みを感じる「感覚器官」としての役割は、あまり重要視されていません。

更に厄介なことは、筋肉の痛みやトリガーポイントは、血液検査やMRIなどの画像検査では、見つけることは出来ないことです。

そのため、筋肉の痛みを理解していない医療者側からみれば、筋肉の痛みは原因不明の痛みですし、理解ができないが故に「気のせい」「年齢のせい」「精神的な問題」として片付けられてしまっているのが現状です。

 

実際に当院にお越しになられた患者さんの中には、検査に異常所見がみられないため「うつ病」と診断された方もいました。(*その後、トリガーポイントに対する治療で、症状は改善されました。)

 

多くの医療者は、患者さんの身体も触らずに、血液検査やレントゲンやMRIといった画像所見だけで判断をしてしまいますが、当院では、まずこれまでの経緯や症状の経過など、患者さんのお話をよく聞いて、鍼灸師として日々患者さんの身体に触れていますので、筋肉の状態を把握する中で「異常」を発見しやすいのです。

 

さて、トリガーポイントは、様々な部位(筋肉)に生じるわけですが、発生する部位によっては引き起こされる症状も実に様々です。

 

では、今回のテーマである「大胸筋」のトリガーポイントによって生じる症状は、どんなものでしょうか?

 

 

「大胸筋」のトリガーポイントが引き起こす症状は?

 

  • 胸や肩、腕の痛み【関連痛】
  • 虚血性心疾患様の症状【胸を締め付けられるような痛み・胸部の圧迫感】
  • 「息苦しさ」から感じる不安感などがあります。

《胸や肩、腕の痛み【関連痛】の代表的な部位》

 

 

実際に、当院にお越しになられた患者さんの中には、以下の様な身体的特徴がありました。

  • 建築関係のお仕事をしていて、胸周りの筋肉が発達してる。
  • 趣味のクライミングで腕や肩・そして胸周りの筋肉を酷使している。
  • 自宅で、頻繁に腕立て伏せ等の筋トレを行なっている(していた)。

いずれの患者さん達も「大胸筋」が硬くなっており、トリガーポイントは発生していました。

*大胸筋のトリガーポイントで起こる不調は、比較的男性患者さんに多くみられています。

 

 

最後に

これは大胸筋だけではなく、どこの筋肉でも言えることですが、普段から筋肉が硬くなっている状態は、実はあまり好ましいことではありません。

バキバキの方が、見た目にカッコ良く見えるかもしれませんが、筋肉のスイッチにもオン・オフの切り替えが必要です。筋力を発揮する場面で、筋肉が収縮し硬くなるわけですから、普段は柔らかい状態でいることが理想です。

決して「筋肉隆々」の身体が強いわけではなく、本当の意味での身体の強さとは、竹の様な「しなやかさ」があることです。

 

当院では、トリガーポイントが原因とされる症状に対して、「鍼灸」や「マッサージ」といったアプローチで、症状改善のお手伝いをしております。

それでは、今日はこのあたりで失礼します。

 

 

リタ箱崎【鍼灸マッサージ整骨院・整体院】

院長  吉村大樹