【症例】手の痛み・痺れ〜手根管症候群と診断された女性

2019.04.18

写真

今回は、症例をご紹介いたします。

 

【患者様】40歳女性

【主な症状】:一週間前より、両手の小指以外の指のシビレと痛み。

症状は、日中も夜寝ていても出ている為、睡眠もままならない。起床時はシビレ痛み強い。

3年前にも同じ症状が出たが、前回は病院で処方された薬を飲み症状が治まっていた。

この3年の間も、同じ症状が出たり治まったりを繰り返していたが、今回は痛みが治まらず、再度整形外科を受診し「手根管症候群」と診断された。

薬でも症状が治まらない為、当院を受診。

 

【他の症状】

慢性的な首・肩のこり・腰痛

腕の重だるさ、肘から指先への痺れ

 

 

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)とは

 

簡単に説明すると、手首の内側にある骨と屈筋支帯(靭帯のバンド)の間にできた空間(トンネル)を通る正中神経が、何らかの影響で圧迫を受けた際に起こる痛みや痺れを伴う症状です。

*手首の内側にあるトンネルを手根管と呼びます。

 

写真の右上の青い部分が、痺れを感じる場所です。

 

 

当院での施術

整形で診断された「手根管症候群」の症状ではありましたが、手の痺れは手根管の問題だけで起こる訳ではありません。首や肩周り肘などからも起こります。

全体のバランス・頚部の状態を確認したところ、「斜角筋(しゃかくきん)」と呼ばれる首の筋肉がパンパンに張っていました。

 

 

この「斜角筋」は、「前・中・後」と三本の筋肉から成るのですが、前斜角筋と中斜角筋の間には、「腕神経叢(わんしんけいそう)」と呼ばれる腕へ向かう神経の束と鎖骨下動脈と呼ばれる血管が通っており、この部分での神経圧迫などが生じると、肩や腕・手の痺れや痛みを引き起こします。

 

今回、斜角筋をこの患者様の治療ポイントに行ったところ手の痺れ・痛みは軽減しており、夜眠れるようになったっとの感想をいただきました。

まだまだ、継続した治療が必要な為、現在も通院いただいております。

 

最後に

治療をする上で、症状を改善することが最重要課題だと思いますが、それ同時になぜ症状が出たのかを考える事も大切です

そこが解れば、再発のリスクを減らすことも、患者さん自身が予防の為のセルフケアを行うこともできるからです。

 

何でもそうですが、起こった出来事から、学んでいくことが大切ですね。

 

今回のケースであれば、なぜ「斜角筋」が緊張するの??を知る必要があります。

 

これについては、患者さんにはお教えしています。

また改めて、他の機会に書きたいと思います。

 

 

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

手の痺れや痛み等で、お悩みの方のお役に立てれば幸いです。

 

 

リタ箱崎【鍼灸マッサージ整骨院・整体院】 吉村大樹